子ども放送局とは(07/04/28)

子どもたちによる地域密着型番組(映像)制作活動です

子ども新聞

「子ども放送局」では、小学生・中学生が自ら企画・撮影・編集の作業を行い、番組(映像)を制作します。これまで教室で行われていたメディア教育とは違い、地域に根付いた番組を作ることで実践的にメディア、郷土について学ぶことができます。完成した作品は、CATV(ケーブルテレビ)で放送、WEBで配信されるほか、上映会を実施して、 多くの人に見ていただいています。

※この一連の作業を中央大学FLP松野良一ゼミの学生がTA(teaching assistant)としてサポートしています。


 プロジェクトの目的

  1. 対人コミュニケーション能力の向上

    最初、子どもたちは取材に慣れていないため、インタビューがうまくできません。しかし、実習を重ねていくうちに、取材対象者に質問して話を聞くことができるようになるほか、自分の言葉でリポートできるようになります。学校から地域に出て、取材活動を行うことにより子どもたちの対人コミュニケーション能力が向上していきます。


  2. 映像制作によるメディア・リテラシー能力の向上

    学校では、教科書を使った授業が主ですが、「子ども放送局」では実際に地域で番組を作る方法をとります。このため、プロの映像制作と同じ心理的プロセスを体験することができ、「制作者の視点」を獲得することができます。そして、メディア・リテラシーを大幅に向上させることができます。
  3. 地域映像のデジタルアーカイブ

    お祭りや、イベント、風景から環境にいたるまで、その時、その瞬間の様子を、デジタル保存することができます。文化的にも高い価値があります。
  4. 地域の隠れた魅力を再発見

    子どもたちが自分たちの住む町をリポートすることで、人々が日ごろ気がつかなかった地元の魅力を再発見することが出来ます。
  5. 地域情報化・活性化

    地域番組を制作した子どもたちやその作品を視聴した住民の方々に、 大きな変化が生じます。特に、地域への関心度や好感度が増加するだけでなく、自分たちの町を他の地域の人にも知ってもらいたいという思いが強まります。こうした発信意欲の高まりによって、地域が活性化されるとともに新しいコミュニティーネットワークが生まれます。


【メディア・リテラシーの構成要素】

  • 批判的視聴能力

    テレビなどの映像を批判的に受容し、解釈することができる能力


  • (映像)表現能力
  • 映像というメディアを使用して、自己の内面だけでなく、客体としての社会現象、問題などについて、自らの力で意見などを表現する能力


  • 機器操作能力

    ビデオカメラを使用して撮影ができる、あるいはコンピューターで編集ができる、などの能力


    メディアリテラシー

参考:郵政省『放送分野における青少年とメディア・リテラシーに関する調査研究会報告書』(2000)

| written by tamatan : 10:31

 子ども放送局の作り方(07/04/27)

  1. 企画・構成

    “撮りたいもの”“見せたいもの”“面白いこと”を身近なところから探します。作品のテーマを決め、それに沿って作品の内容や構成を考えます。続けて撮影項目(具体的に撮っていくもの)を書き出します。
  2. 企画

  3. 撮影

    リポートや雑観を、実際にビデオカメラを使って撮影します。

  4. 撮影

  5. 編集

    撮影した映像をパソコンを使って編集します。
    構成で考えた構成(ストーリー)に沿って映像をつなげ、音楽、テロップをいれ、1本のVTRとして完成させます。

  6. 編集

  7. 上映会

    地域の人々を招き、完成した作品を上映、鑑賞します。

  8. 上映

| written by tamatan : 10:26

 誰がマネジメントしているの?(07/04/26)

マネジメントしているのは、中央大学FLP松野良一ゼミです。

中央大学FLP松野良一ゼミとは?

メディア・リテラシー教育だけでなく、地域情報化と地域活性化、市民メディアとジャーナリズムなどをテーマとして研究活動を行っています。理論研究だけでなく、映像作品の制作、放送、配信などの実践活動を通して、新しい理論やモデルの構築を目指しています。

FLPとは?

FLPとは「ファカルティ・リンケージ・プログラム」という、中央大学で2003年度から導入された新しい教育システムです。通常の学部で行われるゼミとは異なり、全学部から希望する学生を募り選抜試験を経て構成されます。「子ども放送局」をマネジメントするFLP松野良一ゼミでは、文学部、法学部、経済学部、商学部、総合政策学部、理工学部の6学部の学生で構成されています。

活動実績(2007年5月1日現在)

  • 2003年7月:高浜子ども放送局 高浜町CATVで放送
  • 2004年7月:高浜子ども放送局 高浜町CATVで放送
  • 2004年10月:昭島子ども放送局 CATV(JCNマイテレビ)で放送
  • 2005年3月:ドルトン子ども放送局
  • 2005年7月:高浜子ども放送局 高浜町CATVで放送
  • 2005年8月:昭島子ども放送局 CATV(JCNマイテレビ)で放送
  • 2005年11月:昭島子ども放送局 CATV(JCNマイテレビ)で放送
  • 2005年2月:昭島子ども放送局 CATV(JCNマイテレビ)で放送
  • 2006年7月:高浜子ども放送局 高浜町CATVで放送
  • 2006年11月:昭島子ども放送局 CATV(JCNマイテレビ)含む、
    多摩ケーブル5局ネットで放送
  • 2006年2月:昭島子ども放送局 CATV(JCNマイテレビ)含む、
    多摩ケーブル5局ネットで放送

協力

  • 高浜町観光協会 高浜町立日引小学校 高浜町立高浜中学校
  • 昭島市つつじが丘南小学校
  • 昭島市 昭島市教育委員会 昭島市水道部 JCNマイテレビ
  • 河合塾学園 ドルトンスクール名古屋
  • 岸 勇希(アドバイザー)

| written by tamatan : 10:27